こんにちは

ホームページをご覧になっていただいただけでも嬉しいのに、よくここまで来てくださいました。

ここではわたしがパン教室を開くようになるまでをお話したいと思います。

 

                小さい頃、りんごがたっぷり入ったアップルパイが大好きだったわたしは、ある日自分で作ってみたくなりました。

                小学4年生の頃だったでしょうか。

                わたしの母はそれほど作るわけではないのに、ケーキの道具を少し持っていたので、それを借りて作ることにしました。

                たまたま見たレシピが折りパイ・・・今考えると自作のケーキ第一号が折りパイ・・・何と大胆なんでしょう。

                作りたい一心で深く考えもせず作り始めました。

                生地を作って、バターを正方形に伸ばして、冷やして・・・・包んで、伸ばして、折って、冷やして・・・

                本のとおりにいくつもの工程を進めたら、何とパイシートができたのです。

                あとは、りんごを甘く煮て、パイ皿いっぱいにつめて、帯をかけて・・・

                出来上がったアップルパイがどんな姿だったか今はよく覚えていませんが、オーブンから漂ってくる

                あの甘酸っぱく香ばしい香りと、出来上がってまだ温かいパイを食べている家族の笑顔と、得意そうに

                パイをほお張る自分の姿だけを覚えています。

                そのとき、なんだか手作りって楽しい・・・と・・・

                それが始まりだった気がします。

                でも、それ以来ケーキ作りに没頭してたかというとそんなことはなくて、どちらかというとアウトドア派を

                自負するわたしは、家にじっとしていることなく、外を駆け回っていました。

                ただ、時々、無性に何か作りたくなるのでした。大きくなってからは、誰かの誕生日になるとケーキを焼き、学園祭に

                なると前日徹夜でケーキを焼く・・・・というようなことをしていました。

                普通にOLをしたあと結婚すると、家族も増え、手作りケーキの出番も増えました。毎日の朝食のパンも自分で焼きたい・・・・

                と思うのは自然の流れでした。

                ケーキもパンも不思議なことに、自己流で作りある程度おいしいかな?と思うともっと深く勉強したくなります。

                下の子供が幼稚園にはいるとすぐに、ケーキ、パン、お料理を習い始めました。習ったものはすぐに復習するようにしました。

                数々の試作は家族やお友達のおなかの中に消え、パン屋さんに行かなくなりました。

                その頃、ひとつのパン教室を卒業しささやかなパン教室を開くことになりました。ケーキはたくさん作りたいけど

                そんなに食べきれないし・・・・ということで始めた友人を集めてのケーキの試食会がきっかけのケーキ教室も

                スタートしました。

                教室をしながらも、もっとおいしく、マニュアルにとらわれない本格的なパンを作りたい・・・・といつも考えていました。

                レシピ本を見ながら試作し、東京の教室に通いながら試作し・・・・

                その繰り返しから生まれた小さな教室です。

                今までにいくつのパン・ケーキたちを作ったのかもう数えることができないけど、その全てに愛情を込めて作りました。

                家族やお友達の「おいしいよ!」という言葉と笑顔に後押しされながら・・・・

                最後まで読んでいただいてありがとうございました。